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帰宅

前回の入院の時に

管だらけのパパを見てたから

嫌な事しか頭に出てこない…

夕方から

おとんとおかんが

仕事終わりに来てくれた。

二人ともパパの事

めっちゃ好きだから

寝たままのパパを見て

おかんは泣き崩れて

おとんは

そのおかんの肩を抱きながら

目を真っ赤にしてた。

おとんとおかんは

その後

パパの担当医さんに呼ばれて

別室で話を

聞きに行ったんじゃけど

七海もゆかも

担当医さんに呼ばれて

何も聞いてないから

めっちゃ不安になった。

戻ってきた

おとんとおかんに

「お医者さん何て?」

って聞いたら

おとんが

「まぁ疲労からくる

不整脈の一時的な発作じゃろう

命に関わる事じゃないから

心配しなくても大丈夫」

おかんが

「目を覚まさないのは

普段無理をしすぎてて

脳がゆっくり休みなさいって

言ってるんじゃないかな」

って言うんじゃけど

明らかに二人の様子が

おかしかった気がする…

ゆかの勘違いかな…?

もうどれだけ泣いたか

自分でもわからない。

でも、涙って枯れること

なんてないんだね。

七海に

「ちょっとパパの

身体拭いてあげたいから

お湯取ってきてくれる?」

って頼んで取ってきてもらって

拭いてあげてたら

七海が

「ゆか!ちょっと見て!

たかくんが!」

って言うから

目覚めたのかと思って

顔を見たら

左目から涙が流れてた。

それを見て

七海とゆずが

「たかくん?わかる?七海だよ

なっちゅんだよ」って

「たーたん起きて遊ぼ」って

ゆかも

「パパ?ゆかだよ!起きてよ」

って皆で声をかけたんじゃけど

でも目が開くことはなかった。

おかんが

「今日はもう帰ろう。

3人とも実家に泊まりなさい。

お腹の子にも悪いから

家でゆっくり休もう。ね?」

って言うから

「やだ。離れたくない。」

ってわがまま言ったら

おとんが

「昨日お前寝てなかろう?

七海が心配しよんじゃけん

今日はゆっくり休みなさい

パパさんは絶対大丈夫じゃから」

って頭撫でられた。

ドラマみたいな事が

現実に起こりすぎて

もう、訳がわからなくて

こうやって

何かしてないと落ち着かなくて

ちびちゃんの為に

何か食べないとって思うけど

何も喉に通らなくて

寝ないとって思っても眠れない。

ふと思ったんよ

去年から

連絡取らなくなった人

岡山に来てから

会うこともなくなってた人に

急に連絡したり会ったり

何かの予兆なんかなって。

前の会社の社長に身体の事隠して

現場仕事復帰したのもそう…

パパと出会って3年弱

生い立ちも身体の事も知ったのは

本当につい最近。

何回か入院したのは聞いてたけど

いざ目の当たりにすると

何も出来ない自分に腹が立つ。

パパと出会ったきっかけは

職場の人と

うちの店に飲みに来たのが始まりで

初めて来た時はゆかは休みで

七海が接客したんじゃけど

家に帰ってきてから

「ゆか!今日ね

めっちゃタイプな

お客さん来たんよ!」

ってすっごい勢いで話してきて

「ふーん」

って全然興味なかった。

「てか、七海彼氏おるじゃろ」

って言ったら

「いやあんなクズいらんし」

って言いながら

その人の子産んだんじゃけどな。

結局ほんまに別れたけど。

まぁそんな事置いといて

ゆかが初めて会った時

七海がいつものお客さんと

明らかに態度が違うし

ゆかもめっちゃタイプって思った。

今まで七海が好きになる人は

全然気にもしなかったけど

パパだけは共感したな。

ちょくちょく

1人で来てくれてた最初の頃は

まだ元嫁さんがいて

愚痴聞いたりしてたな。

今まで何人と付き合った?とか

どんな人がタイプ?とか

七海と2人して

聞いてたのが懐かしい。

「嫁おってこんなん言うの

頭おかしいやつや思うやろけど

ずっと忘れられん人がおる」

って話してた時の

悲しそうな顔も懐かしい。

いつの間にか

プライベートでも会うようになって

パパのプライベートな

相談に乗ったりして

今があるんよなって

振り返ってみたら

また寝れなくなっちゃった。

明日も朝一から

病院に行ってきます。

明日はきっと

目を覚ましてくれるよね?

パパ大好きじゃよ。

愛してます。